【2025年時事クイズ】ニュースを学べる教養タイプの5問
2025年も政治・経済・エネルギーからAIまで、話題になったテーマが盛りだくさんでした。ここでは、時事をただ振り返るだけでなく、その背景や社会への影響も理解できる「学びになったクイズ」を5問用意しました。
これらのニュースの背景を理解することで、社会の動きがより深く見えてくるはずです。ぜひ全問正解を目指して挑戦してみてください!
第1問:2025年に開催された大阪・関西万博のメインテーマとして掲げられていたものは?
- ① 生命(いのち)輝く未来社会のデザイン
- ② 人類の進歩と調和
- ③ 自然の叡智(えいち)
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正解:① 生命(いのち)輝く未来社会のデザイン
2025年4月13日から10月13日まで大阪湾の人工島・夢洲(ゆめしま)で開催された万博(Expo 2025)のテーマは「生命(いのち)輝く未来社会のデザイン(Designing Future Society for Our Lives)」でした。このテーマは、「いのち」を大切にする社会と、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に貢献することを目指していました。サブテーマには「Saving Lives(いのちを救う)」、「Empowering Lives(いのちに力を与える)」、「Connecting Lives(いのちをつなぐ)」があり、医療、食料、環境、AIなどの最新テクノロジーを通じて、未来の社会のあり方が議論されました。万博開催地の夢洲は、会場建設費の高騰やアクセス整備の課題など、開催に至るまでの経緯も2025年の大きな時事ニュースとなっていました。
第2問:2024年7月に発行が開始された新紙幣で、偽造防止対策として新しく採用された技術は?
- ① 肖像画が立体的に見える「高精細ホログラム」
- ② 紙幣を傾けると肖像が回転する「3Dホログラム」
- ③ 紙幣の素材に極小の金属片を練り込む技術
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正解:② 紙幣を傾けると肖像が回転する「3Dホログラム」
2024年7月3日に発行開始された新紙幣(一万円札:渋沢栄一、五千円札:津田梅子、千円札:北里柴三郎)の最も大きな特徴は、世界初の技術である「3Dホログラム」の採用です。この技術により、紙幣を傾けると、肖像が立体的に見え、さらに回転して見えるという、高度な偽造防止効果を発揮しました。また、目の不自由な方のために、額面数字のフォントや識別マークの形状、位置も変更されていました。この新紙幣への切り替えは、キャッシュレス化が進む中でも、現金に対する信頼を維持し、犯罪を防止するための重要な国家プロジェクトでした。
第3問:2025年時点でも継続されていた、国の物価高騰対策の柱であるガソリン価格抑制策の正式名称は?
- ① 燃料油価格調整金制度
- ② 燃料油価格定額引下げ措置
- ③ 石油製品消費税特別軽減措置
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正解:② 燃料油価格定額引下げ措置
「燃料油価格定額引下げ措置」は、原油価格の高騰を受け、2022年1月から開始された国の物価高騰対策の柱の一つとして、2025年時点でも継続的に見直しが行われていました。ガソリン、軽油、灯油などの燃料油に対して、国が補助金を石油元売会社に支給することで、小売価格の上昇を抑える仕組みです。当初は一時的な措置でしたが、国際情勢の不安定化や円安の影響で原油高が長期化したため、継続されました。この措置は、家計や企業の負担軽減に役立っていましたが、国の財政負担や、補助金の出口戦略が、2025年の経済ニュースにおける大きな論点の一つとなっていました。
第4問:2025年問題として特に注目されていた、団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になることで引き起こされる社会問題は?
- ① 大学進学率の低下
- ② 社会保障費の急増
- ③ 国際的な競争力の低下
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正解:② 社会保障費の急増
「2025年問題」とは、戦後のベビーブーム期に生まれた「団塊の世代」(約800万人)が、全員75歳以上の後期高齢者となったことで、医療・介護などの社会保障費が急激に増大し、現役世代の負担が限界に達すると懸念されていた問題です。これに伴い、医療や介護の人材不足も深刻化しました。政府は、医療費の自己負担割合の見直しや、地域包括ケアシステムの強化など、制度の維持に向けた様々な対策を講じましたが、これらの対策が2025年以降の社会でどう機能していくかが、社会全体にとって最も重要な課題となっていました。
第5問:次世代AI開発の基盤として、2025年時点も稼働を目指してAIST(産業技術総合研究所)が開発を進めていたAIスパコンの名称は?
- ① ABCI-Next
- ② Fugaku-AI
- ③ KAIZEN
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正解:① ABCI-Next
AIST(産業技術総合研究所)は、大規模言語モデル(LLM)などの次世代AI開発を強力に推進するため、既存の「ABCI(AI Bridging Cloud Infrastructure)」の後継機として「ABCI-Next」の開発を進めていました。2025年時点でも本格稼働を目指しており、国内外のAI開発競争に対応できる世界最高水準の計算能力を持つAIスパコンを目指していました。AIは安全保障、経済成長に直結する重要なインフラとなっており、このABCI-Nextの整備は、日本の産業界や研究機関がAI分野で国際的な優位性を保つための鍵として、2025年の科学技術ニュースで特に注目されていました。
📚 まとめ:2025年の時事を深く理解するということ
今回取り上げた2025年の時事ニュースは、単なる一過性の話題ではなく、すべて私たちの生活や未来に直結する重要なテーマでした。
- 万博は、未来の社会デザインの国際的な試み。
- 新紙幣は、社会の信頼を支える技術革新。
- ガソリン補助は、変動する世界経済と生活物価のバランス。
- 2025年問題は、日本の社会保障制度の持続可能性。
- AIスパコンは、国家の技術力と次世代産業の基盤。
このように、クイズ形式でニュースの背景や社会への影響まで自然に理解できたことで、ただ情報を受け取るだけでなく、自分事として社会を捉える力が養われたはずです。気になった話題は、当ブログの関連記事や公的な情報源もチェックして、教養を深めてください。
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